中井さくら園を利用する子ども。医療的ケア児のショートステイでは、スタッフが交代で対応する=新発田市小舟町2
中井さくら園を利用する子ども。医療的ケア児のショートステイでは、スタッフが交代で対応する=新発田市小舟町2

 人工呼吸器やたんの吸引が日常的に必要な医療的ケア児を受け入れている障害者支援施設「中井さくら園」(新発田市小舟町2)が、4月に始めたショートステイの利用を呼びかけている。月平均の利用は延べ2人で、デイサービスに比べて開きがある。施設側は知名度不足が要因とみて、ホームページや交流サイト(SNS)などを通じてPRに力を入れる。

 中井さくら園は下越福祉行政組合が運営する。ショートステイは原則、組合管内(新発田市、村上市、新潟市北区=旧豊栄市=、阿賀野市、胎内市、聖籠町、関川村、粟島浦村)在住で(1)日常的に医療的ケアが必要な18歳未満(2)住んでいる自治体から「短期入所」の支給決定を受けている-の両方に該当する人が対象となる。

 ショートステイは原則1泊2日で、...

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