
リズムに合わせて太鼓をたたいたりダンスを踊ったりして体を動かしたパーキンソン病患者ら=佐渡市小木金田新田
太鼓の振動やリズムを使ったパーキンソン病のリハビリ体験が、佐渡市の太鼓芸能集団「鼓童」の文化財団が運営する交流館「たたこう館」(佐渡市小木金田新田)で開かれた。参加者たちは音やリズムを通し、体への効果を感じていた。
9月に開かれ、昨年に引き続き2回目。作業療法士で森ノ宮医療大学(大阪府)教授の橋本弘子さん(64)が企画した。橋本さんは20代の頃に、鼓童が開く音楽イベント「アース・セレブレーション」に参加して太鼓に魅了され、リハビリに生かしたいと昨年、実現させた。
パーキンソン病は、体のこわばりや手足の震えが起こる国の指定難病。橋本さんによると、太鼓には多くの効果があり、リズムを手がかりに体が...
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