
朝鮮労働党創建80年の軍事パレードに登場した新型大陸間弾道ミサイル「火星20」に敬礼する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(左から3人目)=10日、平壌の金日成広場(朝鮮中央通信=共同)
北朝鮮は10日夜、朝鮮労働党創建80年の軍事パレードを実施した。新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星20」を披露し、核戦力を誇示。金正恩党総書記と共に中国の李強首相やロシアのメドベージェフ前大統領も参観し、中ロが北朝鮮の核・ミサイル開発を黙認しているような姿を演出した。一方の日米韓は、日本の政局混乱もあり、連携が停滞する可能性もある。
▽格上げ
雨天の首都平壌の金日成広場。米本土を標的とする火星20を乗せた車両がゆっくりと走行した。北朝鮮の朝鮮中央テレビは11日に「主敵を狙い、発射命令だけを待っている。この打撃の射程に限界はない」と紹介した。
ひな壇では金氏の右隣に李氏、左隣にベトナム...
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