大阪・関西万博でクリエーターを務めた引地耕太さん
大阪・関西万博でクリエーターを務めた引地耕太さん
大阪・関西万博の会場で、「こみゃく」モニュメントと記念撮影する子どもら=5月、大阪市此花区
取材に応じる大阪・関西万博の石川勝会場運営プロデューサー

 今年4月に開幕し、2500万人超が来場した大阪・関西万博が10月、幕を閉じた。「いのち」をテーマにさまざまな最新技術が披露された184日間。158カ国・地域が一堂に会し、多様性の意義を問いかけた祭典は、未来に何を残したのか。万博マスコット「ミャクミャク」と並んで愛された「こみゃく」の生みの親の引地耕太さんと、会場運営プロデューサーの石川勝さんに聞いた。(共同通信=広根結樹)

 ▽「SNS万博」雰囲気一変―クリエーターの引地耕太さん

 大阪・関西万博は開幕前後で雰囲気が一変して驚いた。キャラクターの2次創作をはじめ、来場者が交流サイト(SNS)で発信し広報の役割を担う「SNS万博」となったのが一因...

残り1484文字(全文:1784文字)