緑色の光を放ち、長い尾を引くレモン彗星=村上市九日市(15日午前4時9分から10分間、感度5000、焦点距離540ミリで撮影した写真25枚を合成)

 2025年1月に発見された「レモン彗星(すいせい)」の地球への最接近を前に、新潟日報社は15日未明、村上市内で彗星の姿を撮影した。緑色に輝くほうき星は、11月5日ごろまで見頃となる。次に地球に接近するのは千年以上先になるという。

 15日午前4時ごろ、村上市九日市で撮影した。画像では彗星の周囲を包むガス(コマ)が緑色に光り、長く伸びる尾が確認できた。

 レモン彗星は1月に米国アリゾナ州のレモン山天文台で発見された。国立天文台によると、20日から21日にかけて地球へ最接近する。その後、明るさを増し、11月5日ごろまでは西の空で日没後約1時間にわたって観測しやすくなる。現在は4等星並みの明るさで、肉眼で見るのは難しいが、双眼鏡などで観測できるという。...

残り238文字(全文:564文字)