
今後予想される前橋市長と市議会の対応
前橋市の小川晶市長(42)が、市職員とのラブホテル面会問題でようやく出処進退を決断した。市長給与半減と引き換えにした続投表明だが、発覚から既に3週間超が経過。市政の停滞と混乱を招いた責任は大きい。市議会からは「期待外れだ」(中堅市議)と辞職要求の声がかえって強まった。事態収拾には程遠く、市政運営の先行きは不透明感を増している。
▽クリーンな市政
「この数週間、自分自身を省みる時間となり、職責の重さを改めて感じた」。17日午後、市役所11階の会議室。小川氏は書面を見ながら、緊張した面持ちで続投の判断に至る経緯を説明した。
小川氏が初当選した2024年の市長選は、自民党派閥の裏金事件による逆風下...
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