戦死者の遺族らが参列した長岡市戦没者追悼式=16日、長岡市南町1
戦死者の遺族らが参列した長岡市戦没者追悼式=16日、長岡市南町1
戦死者の遺族らが参列した長岡市戦没者追悼式=16日、長岡市南町1

 太平洋戦争などの戦死者を悼む「長岡市戦没者追悼式」が16日、長岡市南町1のセレモニーホール長岡会堂で執り行われた。戦後80年が経過し記憶の風化が懸念される中、参列者は次世代への記憶の継承を誓った。

 長岡市連合遺族会が毎年開いており、今年は市内各地から遺族ら約70人が参列した。遺族会は市内各地に支部があり、約800人の会員がいるが、高齢化が進んでいるという。

 読経が始まると、参列者が焼香し、故人をしのんで手を合わせた。金井勲会長(85)は式辞で「戦争を体験した遺児たちの悲痛な思いを、次世代につなげていく」と述べた。

 1945年3月に父を硫黄島で亡くした宮内3の男性(81)は「戦争で多くの悲しみ...

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