戦没者の碑に手を合わせる遺族ら=23日、長岡市西片貝町
戦没者の碑に手を合わせる遺族ら=23日、長岡市西片貝町

 太平洋戦争の激戦地だったガダルカナル島とビルマ(現ミャンマー)方面で戦没した県人を悼む慰霊祭が23日、慰霊碑が建つ長岡市西片貝町の「平和を祈る杜(もり)」で営まれた。戦後80年の節目の年に、遺族ら約150人が鎮魂の祈りをささげ、恒久平和を願いながら手を合わせた。

 遺族約300人でつくる「ガ島・ビルマ方面戦没者慰霊碑保存会」が毎年法要を実施し、52回目。遺族や行政関係者、遺骨収集に取り組む「全国ソロモン会」のメンバーらが参列した。

 式典では、平和の象徴のハトが放たれた後、保存会の小林源四郎会長(88)が「戦後生まれの世代が大半を占める状況の中、風化させることなく、次の世代に引き継いでいくことが...

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