
軍馬の銅像慰霊碑の前で行われた慰霊祭=23日、新潟市中央区
太平洋戦争などで犠牲となった軍馬を悼む慰霊祭が23日、軍馬の銅像慰霊碑がある新潟市中央区の護国神社で営まれた。慰霊碑保存会のメンバーらが参列し、過酷な戦地で倒れた馬たちに思いをはせた。
戦時中も新潟県は農家が多く、徴用された農耕馬も多かった。軍馬は戦地で兵士を乗せたほか、大砲を引いたり弾薬を運んだりして輸送を担った。終戦後は日本に連れ帰ることができず、処分された馬も多かったという。護国神社の慰霊碑は1962年に建てられ、突風被害を受けて79年に復元された。
慰霊祭には関係者8人が参列。ニンジンなどを供え、犠牲となった馬を悼んだ。慰霊碑保存会の宮越浩修さん(92)は「物を言うこともできず、外地...
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