
神田洋・江戸川大教授
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平が4度目のリーグ最優秀選手(MVP)に選出された。ナショナル・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)でもMVPになっており、ワールドシリーズではチームメートの山本由伸がMVPを獲得した。
過去の日本選手と比べ、2人が際立つのは、最高の評価を受け、その通りの力を示した点にある。
米国での報道が、成し遂げた意味を表している。3月にCBSスポーツが掲載したMVP予想で、記者6人のうち4人が大谷を予想した。シーズンMVPという最高の栄誉が当たり前のように期待され、期待通りの成績を上げた。
大谷は総額7億ドル(当時のレートで約1015億円)の契約でドジャースに移籍した。1年...
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