
パナソニックHDの小川理子執行役員
大阪・関西万博の招致のスピーチから携わり、日本国際博覧会協会理事、パナソニックグループのパビリオン館長を務めた。閉幕した今も、来場者の笑顔や会場のにぎわいが胸の中で鳴り響いている。あれほどの熱量が生み出されたのは、多くの人が何年も身を粉にして取り組んだ結果だったと思う。
出展したパビリオン「ノモの国」は、手探りでゼロからオリジナルな物をつくり「二度とない機会にできることを最大限やろう」と取り組んだ。
1970年大阪万博は幼少期の私に夢を見させてくれたが、20世紀の万博とは違う21世紀のメッセージを次の世代に届けるのを意識した。「心の持ちようによってモノの見方は変わる。モノは心の映し鏡」という...
残り480文字(全文:780文字)













