
取材に応じる大阪・関西万博の石川勝会場運営プロデューサー
170年以上続く万博の歴史の中で、大阪・関西万博がどんな役割を果たせたかが大事だ。新型コロナウイルス禍以降「リアル」な場所に大勢が集まり感動を共有する機会は減ったが、その素晴らしさや楽しさを思い出させてくれた。さらに、主催者のみでなく、オールジャパンで取り組めた点が大きな成果だ。
開催決定後の2020年から会場運営プロデューサーを務めた。事前予約制やキャッシュレス決済のほか、パビリオン出展者以外の企業・団体の参加を促す「未来社会ショーケース事業」や、平和や健康といった地球的課題の解決策を話し合う「テーマウィーク」を推進した。
「並ばない万博」と実際の運営の乖離に批判があったが、パビリオンの予...
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