蔵春閣を核にした新発田市の観光誘客策を発表する大成建設の社員=新発田市諏訪町1
蔵春閣を核にした新発田市の観光誘客策を発表する大成建設の社員=新発田市諏訪町1

 大手ゼネコン大成建設(東京)の社員が新発田市を訪れ、同社の創業者で新発田出身の実業家、大倉喜八郎ゆかりの日本建築「蔵春閣」を核とした観光誘客策を練るワークショップが開かれた。

 同社の研修の一環で、移築・復元工事を担った蔵春閣を題材として10月に3日間実施。営業職の20〜50代の社員13人が参加した。テーマは「新発田を訪れた観光客向けの高付加価値な体験を創造する」で、ターゲットは月岡温泉を利用する富裕層。参加者は、清水園や諏訪神社といった市中心部の名所を散策した後、4班に分かれ、伝統工芸の板金や印章などの職人技をそれぞれ視察した。

 最終日には、市職員を前に、各班が観光誘客策を披露。ある班は、季...

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