
佐渡市のトキ保護の取り組みについて説明を受け、熱心に質問をぶつける羽咋市の視察団=佐渡市新穂潟上
来年、本州初となるトキの放鳥が予定されている石川県羽咋市で、機運醸成や環境整備のため今秋設立された団体が佐渡市を訪れた。メンバーは「放鳥予定の6月ごろまであまり時間がない。佐渡から学び、早急に受け入れ準備を進めたい」と熱心にトキ関連施設を視察して回り、佐渡市の関係者から島内の取り組みについて説明を受けた。
「羽咋市トキが舞う里推進協議会」は、トキを能登半島地震などからの復興のシンボルとし、トキが舞う里山を未来へ引き継ごうと9月に設立された。メンバーは商工会や観光関係者、農業者、地元住民ら約20人で、このうち約10人が11月に来島した。
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