生き物がすみやすい河川環境について専門家や行政関係者らが議論した会議=佐渡市新穂潟上
生き物がすみやすい河川環境について専門家や行政関係者らが議論した会議=佐渡市新穂潟上

 トキをはじめとする多様な生物がすみやすい河川環境を考える「トキの野生復帰に向けた川づくりアドバイザリー会議」が、佐渡市新穂潟上で開かれた。行政関係者や専門家らが、新穂地区の天王川の自然再生事業の状況や、川の水質、生物のモニタリング計画について話し合った。

 天王川の自然再生事業は、2025年度末に河道が切り替わり、27年度末には湿地整備などを含む工程が完了する予定。

 会議は、事業を進める県佐渡地域振興局が08年から主催。新潟大農学部の関島恒夫教授が座長、河川や鳥類などの有識者がアドバイザーを務める。

 11月の会合では、県側が、河道切り替えや湿地造成といった工事完了後に行う調査の計画や評価基準を...

残り201文字(全文:501文字)