東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に関する議案などについて説明する花角英世知事=2日、県議会
東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に関する議案などについて説明する花角英世知事=2日、県議会

 県議会12月定例会が2日開会し、花角英世知事は東京電力柏崎刈羽原発6、7号機について、国の対応を確認した上で再稼働を容認すると改めて表明した。「この判断に沿って今後知事の職務を続けることについて、県議会の信任を得られるか、不信任とされるのか判断を仰ぎたい」と述べ、職を賭す考えを示した。

 県は柏崎刈羽原発が再稼働した場合に国から交付される3142万円を財源として、原発の安全対策に関する広報費用などを盛り込んだ2025年度一般会計補正予算案を提出した。通常の補正予算案と切り離し、個別の議案として審議を求める。事実上、知事の判断について是非を問う予算案となる。

 本会議で花角知事は「県民にとって柏崎...

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