「ずっと家にいるためヒットの実感はあまりない」と話す雨穴さん
 「ずっと家にいるためヒットの実感はあまりない」と話す雨穴さん
 「変な地図」を刊行した雨穴さん
 「変な地図」を刊行した雨穴さん

 「一体何者?」。白いお面と全身黒タイツ姿に初見の人はギョッとするだろう。各社の昨年の年間ベストセラーでトップを総なめにした「変な家」シリーズの著者で、ユーチューバーの雨穴さんは、ボイスチェンジャーを使って地声も隠す覆面作家だ。「キワモノ」を自称し「人と違うことをやりたい」と語る。

 「どうしたら表現活動で食べていけるか」と、スーパーでのアルバイトの傍らウェブライターをしていた2020年。第1弾「変な家」(飛鳥新社)の基となる記事と動画をインターネットに公開すると話題に。翌年には書籍化され、令和のホラーブームに火を付けた。

 第4弾の新作「変な地図」(双葉社)は、過去の作品で脇役だった男性が、亡き...

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