出雲崎町のブランド米を使って誕生した日本酒「出輝」をPRする坂東拓哉さん=出雲崎町尼瀬
出雲崎町のブランド米を使って誕生した日本酒「出輝」をPRする坂東拓哉さん=出雲崎町尼瀬

 出雲崎町産コシヒカリのブランド米「出雲崎の輝き」を使った日本酒「出輝(しゅっこ)」が、11月末に完成した。甘みと酸味のバランスが良く、飲みやすい味に仕上がっている。町の元地域おこし協力隊の坂東拓哉さん(30)が企画と販売を担った。「出雲崎の魅力が詰まった1本なので、ぜひ味わってほしい」とアピールしている。

 出雲崎の輝きは、2020年にデビュー。農薬や肥料の使用量を通常の7割減とする厳しい基準で栽培され、大きな粒や強い甘みが特長だ。「粒が大きいおかげで、酒米と変わらないくらい使いやすかった」という。

 出雲崎の輝きのPR動画を作成するなど、協力隊として活動してきた坂東さんは隊員を卒業後も、町との関わりを持ち続ける。昨年4月に入社した長岡市の恩田酒造でコメの栽培や酒造りを学ぶ中で、「出雲崎の輝きを使った酒を造りたい」と思い立った。

 出輝は、...

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