9月中旬に行われたブランド米「出雲崎の輝き」の収穫。豊作で、全量が1等米となった=出雲崎町柿木
9月中旬に行われたブランド米「出雲崎の輝き」の収穫。豊作で、全量が1等米となった=出雲崎町柿木

 出雲崎町産コシヒカリのブランド米「出雲崎の輝き」の2025年度産の収穫が終わった。デビューから6年目を迎えた今年は、空梅雨や猛暑といった異常気象を耐え抜き、収量が1トンを超える豊作となった上に、全量が1等米だった。作付面積や収穫量の増加が続くだけでなく、町のふるさと納税の返礼品の人気商品になり需要が拡大。実食できるイベントも好評で、町や生産者はさらなる好循環を築こうと意気込んでいる。

 出雲崎の輝きは20年に販売が始まった。強い甘みや風味の良さ、粒が大きい点が特長だ。農薬や肥料の使用量を通常の7割減で栽培し、目幅が通常より大きい1・9ミリのふるいで選別するなど、さまざまな基準がある。町は生産する農家に財政支援をし、生産量の増加を図っている。

 9月半ばに収穫を終えた農家の男性(54)は、...

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