ミャンマー軍事政権は28日から総選挙を実施する。丸山市郎前駐ミャンマー大使はこの国との外交に長年従事し、クーデターで拘束された民主派指導者アウンサンスーチー氏、国軍双方と信頼関係を築いていた。選挙後も軍政に変化は望めないと指摘し、日本は「解決策のない現実を受け入れる必要がある」と語った。(共同=井上千日彩)
―選挙をどう見るか。
「大半の国民にとって選挙に行くのは不本意だ。ミンアウンフライン国軍総司令官が50%以上の投票率を求めており、棄権すると取り締まられる可能性があるため、投票率は高くなるだろう」
「選挙が行われることは、民主派の政治組織『挙国一致政府(NUG)』にとり新たな局面となると...
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