準備中のミニシアター「ル・シネマ・キャトル」の館内に座る斉藤裕樹さん(左)と富士子さん夫妻=北海道東川町
準備中のミニシアター「ル・シネマ・キャトル」の館内に座る斉藤裕樹さん(左)と富士子さん夫妻=北海道東川町
おかゆと中国茶の店「奥泉」を営む斉藤裕樹さん(左)と富士子さん夫妻=北海道東川町
おかゆと中国茶の店「奥泉」を営む斉藤裕樹さん(左)と富士子さん夫妻=北海道東川町
準備中のミニシアターで話す斉藤裕樹さん(左)と富士子さん夫妻=北海道東川町
準備中のミニシアターで話す斉藤裕樹さん(左)と富士子さん夫妻=北海道東川町
スクリーンを見つめる斉藤裕樹さん(右)と富士子さん夫妻=北海道東川町
スクリーンを見つめる斉藤裕樹さん(右)と富士子さん夫妻=北海道東川町

 北海道東川町に来年2月下旬、映画館「ル・シネマ・キャトル」が新たに誕生する。運営するのは、同町でおかゆ店を営む斉藤裕樹さん(49)=新潟県出身=と富士子さん(54)=埼玉県出身=夫妻だ。大型の映画館が数館あるだけの道北地域に開く、約20席のこだわりのミニシアター。構想から4年、「安らげる居場所を目指したい」と胸を躍らせる。

 店はおかゆと中国茶が楽しめる「奥泉(おくいずみ)」。天気が良ければ窓から旭岳が望める。「大雪山国立公園」の一部を構成する同町が誇る、ミネラル分が豊富な水に魅了され、2019年に移住した。

 映画館開設のきっかけは、店などで開いた上映会だ。約250キロ離れた遠方から訪れる人もおり、満席に。かつて映画業界で働いていた斉藤さんは...

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