第4日の2月23日は中編コンペティションIndie Box(インディー・ボックス)部門のBプログラム5本が上映され、日本や韓国の監督らが登壇する。新潟発のオリジナル巨神アニメ「REKKA」の制作状況も報告される。「世界の潮流」では本映画祭の審査委員長を務めるアヴィッド・リオンゴレン監督(フィリピン)の作品2本が上映される。
(市民プラザはNEXT21新潟市民プラザ、ウインドはシネ・ウインド、日報ホールは新潟日報メディアシップ日報ホール、開志大は開志専門職大学)
【10:00】(Indie Boxコンペ)Bプログラム上映+トーク(市民プラザ)上映後登壇予定:うったまー監督、竜崎彩威プロデューサー(「LOCA!」)、プ・ヒョジョン監督、イ・サシャ監督
(1)「クマと鳥」フランス/2024年/27分/監督:マリー・コドリー
「クマと鳥」
北では冬が近づいている。クマは南へ渡った友の鳥のことを思う。毎年するように冬眠する代わりに、彼女は彼のもとへ行くため世界へ旅立つことを決める。恐怖と驚きに満ちた風景の中を旅する長い道のりは、クマに愛の強さを実感させるとともに、未知なるものへの新たな興味を芽生えさせるだろう。
(2)「LOCA!」日本/2025年/21分/監督:うったまー、みゃの
「LOCA!」©スタジオ3号車/2025
荒廃した世界で生きる2人の少女、ハルとタモ。住む場所を転々としながら気ままに暮らしていたが、ある日長い階段の先で古びた電車を見つける。好奇心の赴くままに乗り込むと、その電車は偶然にも動き出した-。SNSを通じて集まった総勢35名の学生クリエーター集団「スタジオ3号車」による短編アニメーション。
(3)「ミュージカル・パイパーズ :: ザ・パイド・パイパー」韓国/2025年/18分/監督:プ・ヒョジョン
「ミュージカル・パイパーズ :: ザ・パイド・パイパー」
音楽専攻の学生、ユージーンとウェンディは卒業公演『パイド・パイパー』の主役を勝ち取るため練習を重ね成長していた。しかしユージーンは人種を理由に舞台に立つことを拒否される。この広大な世界では、もはや誰も魔法や奇跡を信じない。ユージーンはこの巨大な差別の壁を乗り越えられるのか?
(4)「ザ・ポップスター・ウォーター・ディアー・アンド・アイ」韓国/2024年/17分/監督:イ・サシャ
「ザ・ポップスター・ウォーター・ディアー・アンド・アイ」©LEE Sasha, KIAFA AniSEED
孤独なプログラマーのベガは、美しいアイドル”キバノロ”に恋に落ちる。妄想の世界で”キバノロ”と仲むつまじく過ごすベガ。しかしいつも仕事がベガを現実に引き戻し、ぬくもりを渇望するベガの心は満たされない。
(5)「ピロー、グーグー」イスラエル/2025年/16分/監督:モシェ・ベナヴラム・アカル
「ピロー、グーグー」
不器用なトロールのテリーは過去の出来事にさいなまれ、許しを求めていた。ある日テリーは手荒に扱っていたドワーフたちから、粗暴な態度をあらためるよう迫られる。そこで彼らは一緒に大胆な作戦を決行する。
【10:30】(マスタークラス)パク・キヨン「AIと想像力の可能性」(日報ホール)
講師は韓国の映画監督、教育者そして映画政策のリーダー。人工知能(AI)について、インディペンデントや低予算で活動するアニメーション制作者の立場から考察する。
【12:20】(長編コンペ)「ユース・ファイティング」上映(ウインド)
ポーランド/2025年/73分/監督:ウカシュ・ヤン・コザク
「ユース・ファイティング」
舞台はソ連崩壊後の変革期にあったポーランド。工業都市へ引っ越してきたロニアは新生活に慣れようとするさなか、彼女の気を引こうとするロメクとダミアンの競争に巻き込まれる。監督自身の経験に基づいた物語。
【13:00】(フォーラム)「オリジナルアニメーション企画『REKKA』制作状況報告2026」(日報ホール)
新潟県十日町市のアニメ制作会社「紺吉(こんよし)」企画のオリジナル作品「REKKA」の制作状況報告。第2回NIAFFで構想が発表され、原案・板野一郎さん、総監督・小中和哉さん、監督・阿尾直樹さんの豪華布陣が話題となった。今回は「日本神話を再解釈 現代的テーマを巨神バトルエンタメ作品に」として最新映像を織り交ぜながら、小中さん、阿尾さんが語り合う。
【13:00】(フォーラム)「アニメーション研究の最前線2026 ラサール芸術大学×新潟大学」(開志大)
2018年に研究交流協定を締結したシンガポールのラサール芸術大学と新潟大学。アニメーション研究者が現在取り組んでいる方法論、課題、研究状況を通じて、アニメ研究の最前線を紹介する。
【14:00】(長編コンペ)「アニマノマリー オブザーブ-アブゾーブ-オベイ」上映(市民プラザ)
アメリカ/2025年/72分/監督:ホルヘ・エンリケ・バルデオン・トリアナ
「アニマノマリー オブザーブ-アブゾーブ-オベイ」
ハイテクな拘留施設に捕らわれた異星人が収容チャンバーに拘束されている。異星人の意識がシステムと一体化するにつれ、機械から次々と送信されてくる映像で彼の精神は埋め尽くされてゆく。それぞれ異なる次元から語られる七つの断片的な物語。
【14:00】(レトロスペクティブ)「海底超特急マリン・エクスプレス」上映(ウインド)
日本/1979年/91分/原案・構成:手塚治虫/演出:手塚治虫、出崎哲
「海底超特急マリン・エクスプレス」©手塚プロダクション
西暦2002年、最先端技術で開発された海底横断鉄道マリン・エクスプレス。鉄道による自然破壊を阻止するため、ナーゼンコップ博士は鉄道爆破計画を企てるが、列車は途方もない時間の旅へと連れていかれる…!
【15:30】(ティーチイン)長編部門(日報ホール)
長編コンペティション部門で来場している監督らクリエーターが登壇。会場からの質疑応答に答える。
【16:00】(世界の潮流A)「サリーを救え!」上映+トーク(市民プラザ)
フィリピン・フランス/2016年/94分/監督:アヴィッド・リオンゴレン
「サリーを救え!」
漫画家を夢見る青年マーティは、親友でありガジェット発明家でもあるサリーにひそかな恋心を抱いている。しかし、あらゆるラブストーリーにつきものなのが「厄介な障害」だ。サリーの両親は(文字通りの)モンスターであり、付き合っている彼氏は(文字通りの)最低男(ディック)。一方のマーティは、愛する人を残酷な世界から守り抜くという妄想だけは豊かなのだが、現実ではあらゆる事態に対して無力なのだった。
上映後にリオンゴレン監督(第4回NIAFF審査委員長)のトークあり。
【16:30】(長編コンペ)「トリツカレ男」上映(ウインド)
日本/2025年/98分/監督:髙橋渉
「トリツカレ男」© 2025 The Obsessed Production Partners
何かに夢中になると、ほかのことは一切見えなくなってしまう“トリツカレ男”のジュゼッペ。一目ぼれしたペチカは心に悲しみを抱えていた。ハートフルでちょっぴり切ない、ラブストーリー・ミュージカル!
【18:30】(長編コンペ)「ディプロドクス〜恐竜とボク〜」上映(ウインド)
ポーランド/2024年/102分/監督:ヴォイテク・ヴァヴチェク
「ディプロドクス〜恐竜とボク〜」
若い恐竜のディプロドクスがミステリアスな状況で失踪した両親を探しに旅にでるが、そこで彼は自分がマンガに描かれたキャラクターであることを知る。魔法が使えない魔法使いと科学を何も知らない科学者と一緒に、ディプロドクスは彼らの世界を救うために漫画の作者に立ち向かうことになる。アニメと実写を融合させた作品。
【19:00】(世界の潮流A)「ニャンてこと!」上映(市民プラザ)
フィリピン/2020年/73分/監督:アヴィッド・リオンゴレン
「ニャンてこと!」
ショッピングモールで店員として働く雌猫、ニムファ。彼女の男は、清掃員として働くマッチョな雑種犬、ロジャーだ。そんなある日、ニムファはブルジョアなセレブ犬のイニゴと出会い、2人の間には情熱の火花が飛び散る! はたしてニムファとロジャーの愛は貫かれるのか!? それとも、イニゴのハイソな魅力が2人を無残に引き裂いてしまうのか……!?












