2月20日(金)晴れ 第4回新潟国際アニメーション映画祭(NIAFF)の初日。メーン会場の新潟市民プラザのある古町地区は例年通り映画祭のキービジュアルが飾られ、ポスターが貼られた街角には誰でも手に取れる位置にフライヤーが置かれている。地域に根ざした映画祭。2023年の第1回に訪れて以来変わらぬ私の大好きな風景が今年も広がっている。

古町十字路に飾られた、映画祭と古町・本町誕生祭のコラボ看板が目を引く(五味さん撮影)

 初日の今日は15時半から開会式と新潟ゆかりの先人の名を冠した「蕗谷虹児賞」の授賞式が市民プラザで行われた。第1回から中核を担ってきたスタッフが抜けた新体制での初回。前回までの3月開催から1カ月早まった真冬の開催だったが、懸念された天気は良好。新しい門出を祝うかのような青空が広がった。新潟市の共催も得て満帆の出発だ。他の映画祭で中核を担うメンバーも協力、仕事を休んで応援に駆けつけたスタッフもいるという。愛される映画祭の形をそこに見た。

開会式であいさつする審査委員長のアヴィッド・リオンゴレンさん(中央)と、右から審査員の早川千絵さん、ホセ・ハビエル・フェルナンデス・ディアスさん

 開会式は軽快なリズムに乗って始まり、野島晶子副市長が故・堀越謙三氏に敬意を示した後に力強い開会宣言。見るからにポジティブな審査員アヴィッド・リオンゴレン監督をはじめ皆で映画祭を楽しみましょうと声をそろえる。場内は新潟アニメーションキャンプの学生さんと先生30人超もそろい華やかな雰囲気。心がわくわくと湧き立つのを感じる若々しい開会式だった。いよいよ映画祭が始まる!(アニメ評論家)

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 全国のアニメーション映画祭を巡っているアニメ大好き! 五味洋子さん(73)に映画祭の期間中、見た作品の感想や会場の様子、街の雰囲気などをつづってもらいます。

五味洋子(ごみ・ようこ)1953年群馬県出身。旧姓・富沢。「アルプスの少女ハイジ」「ルパン三世カリオストロの城」などに動画で携わる傍ら、アニドウで上映会やアニメ専門誌「FILM1/24」編集発行を手がける。退職後アニメ評論家として「キネマ旬報」等に執筆、東京アニメアワード一次選考委員等を務める。著書に「アニメーションの宝箱」「未来少年コナン また、会えたね!」など。