運転で危ない思いをしたら早期に眼科を受診するよう呼びかける西葛西・井上眼科病院の國松志保副院長(右)と順天堂大の友岡清秀客員准教授=東京都江戸川区
 運転で危ない思いをしたら早期に眼科を受診するよう呼びかける西葛西・井上眼科病院の國松志保副院長(右)と順天堂大の友岡清秀客員准教授=東京都江戸川区
 西葛西・井上眼科病院では運転シミュレーターで視野が欠けた状態を知ることができる(運転しているのはモデル)=東京都江戸川区
 運転中の「びっくり箱現象」

 車を運転中に危ない思いをしたのは、もしかすると見え方に問題があるのかもしれない。緑内障になると自覚のないまま視野に見えない領域ができている恐れがあるが、そうした危険性はあまり知られていない。職業運転手に視野異常があるかどうかを調べたところ、16%に異常が疑われたとの研究結果を順天堂大などが最近報告した。専門家は早期発見の取り組み強化を訴えている。

 ▽20人に1人

 緑内障は、視神経が傷んで視野が次第に欠ける病気。進行すると失明に至る恐れがあり、後天性の失明原因の1位を占める。眼圧の高まりなどで起きるが、自覚症状がないため見つかりにくい。

 2000~01年、岐阜県多治見市で日本緑内障学会が行った...

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