慶応大の渡辺靖教授
 慶応大の渡辺靖教授

 慶応大の渡辺靖教授にトランプ時代の米国と世界について聞いた。(共同=戸田和敬)

 ―今回の攻撃は国際秩序の転換点となるか。

 「力による現状変更を認めないという国際規範の解体が加速している。トランプ米大統領は軍事力や経済力というハードパワーを重視し、自由や民主主義というソフトパワーを顧みない。大国間で勢力圏を争った時代に逆戻りしている印象だ。米中ロで世界秩序をすみ分けるというような時代の流れを感じる」

 ―国際法違反か。

 「米国は必ずしも常に国際法を尊重してきたわけではない。パナマの政権転覆の動き、イラク戦争でも国際法の根拠は薄い。ただイラクの時は国連安全保障理事会や米議会に諮った。トランプ氏の場...

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