システムで集計したマグロの漁獲量を漁師らに説明する、公立はこだて未来大4年の祐川雅治さん=2025年11月、北海道函館市
 システムで集計したマグロの漁獲量を漁師らに説明する、公立はこだて未来大4年の祐川雅治さん=2025年11月、北海道函館市
 公立はこだて未来大の研究室で和田雅昭教授(中央)と撮影に応じる、4年の小笠原海都さん(左)と祐川雅治さん=2025年9月、北海道函館市
 公立はこだて未来大の学生らが見守る中、マグロを解体する漁師=2025年11月、北海道函館市
 船や漁の情報を可視化したアプリ「マグログ」の表示画面
 マグロの群れ共有システムの仕組み

 北海道函館市の公立はこだて未来大に、人手不足や燃料高騰に苦しむ漁業の負担を軽減しようと研究に取り組む学生がいる。地元漁師にヒアリングを重ね、魚の群れの位置を共有するアプリを仲間と開発、実用化にこぎ着けた。漁師になるのを親に反対され研究に没頭。身近な漁業に貢献したいとの思いが原動力だ。

 「漁師は継ぐな」。道北の羽幌町出身で同大4年小笠原海都さん(22)は高校生の時、ナマコ漁を営む両親にこう告げられた。資源の減少や燃料の高騰で、漁業は厳しい状況にある。苦労をさせたくない親心からの一言だったが、小笠原さんは「漁師になって自分が収入を安定させる仕組みをつくる」と奮起し、先端技術を学べる同大に進学した...

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