総合守谷第一病院に備えられているMRI。2台のうち、耐用年数を過ぎて使用を中止している1台の更新は先送りしているという=2日、茨城県守谷市
 総合守谷第一病院に備えられているMRI。2台のうち、耐用年数を過ぎて使用を中止している1台の更新は先送りしているという=2日、茨城県守谷市
 患者を担架に乗せ、総合守谷第一病院から他の医療機関に搬送する関係者ら=2日、茨城県守谷市
 患者を担架に乗せ、総合守谷第一病院から他の医療機関に搬送する関係者ら=2日、茨城県守谷市
 茨城県守谷市の総合守谷第一病院で、診察を受ける市外から訪れた患者(手前)=2日

 医療機関の収入となる診療報酬の2026年度改定の内容がまとまった。政府は、初診や再診などにかかる料金の引き上げを柱とした物価高対策を前面に打ち出した。身近な診療所よりも、救急搬送の受け入れなどを担い、苦境に陥っている病院に重点的に配分するのが特徴。地域医療の維持に向け、経営改善につながるかどうかが焦点となる。

 ▽追い打ち

 「救急患者の対応をすればするほど経営が圧迫される」。茨城県守谷市にある「総合守谷第一病院」の野村誠理事長が明かした。患者は、総合病院のない周辺自治体からも訪れる。救急車を年約2700回受け入れ、手術が必要な患者らの治療に当たる。

 救急搬送の受け入れは病院の負担が大きい。24...

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