毎月開かれるNINNOの会議。各社代表らが集まり、情報を共有する=1月27日、新潟市中央区
毎月開かれるNINNOの会議。各社代表らが集まり、情報を共有する=1月27日、新潟市中央区

 急成長を遂げるスタートアップの存在が地方でも注目されている。重点企画「縮む地方 攻めの一手」初回シリーズはスタートアップにスポットを当てる。新潟県でも活発な動きが見られる中、地域経済にどのような変化をもたらすのか。現状と課題を追う。(7回続きの2)

<1>起業家育成が人口増への大きな一手に…「フラー」(新潟中央区)

 1月下旬の夕方、新潟市中央区にあるイノベーション(技術革新)拠点施設「NINNO(ニーノ)」のプレゼンスペースは熱気にあふれていた。入居する企業代表者ら50人ほどが集まる月1回の定例会議。巨大スクリーンを前に、関係者が自社事業やイベントのプレゼンテーションを行った。

 JR新潟駅南口の複合施設「プラーカ」にあるニーノは、2020年秋、不動産賃貸の木山産業(新潟市中央区)が県の補助金を活用して開設した。7社の入居で始まり、開設5年で約50社・団体となった。

 イノベーションをテーマにするイベントが毎週のように開かれ、昨年11月には入居企業が中心となった大型イベントも開催された。新潟県スタートアップの拠点としての存在感が増している。...

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