
京都大の待鳥聡史教授
衆院選における自民党の圧勝を受け、高市早苗首相は日本維新の会を合わせて350議席を超える巨大与党をもって特別国会を迎えた。しかし、これで「政策展開は与党の思い通りになる」というような過大評価をしない方がいい。
今回の圧勝により、政権側は少数与党時代のように国民民主党など中小政党から政策を「買い付ける」必要がなくなった。だが、参院では依然として多数を確保できておらず、数に頼るやり方が全て通るわけではない。
自民の支持構造も決して安定的ではない。かつてのような組織票や公明党の票に支えられているわけではなく、移り気な都市部の無党派層の支持が今回、自民に集まったに過ぎない。こうした有権者が優先順位を...
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