インディー・ボックス部門にノミネートされた「クマと鳥」
インディー・ボックス部門にノミネートされた「クマと鳥」

 第4回新潟国際アニメーション映画祭が20日から6日間の日程で、新潟市中央区を舞台にスタートする。世界中から多彩なアニメが集まる映画祭のこれまでの経過や、今回の映画祭の見どころを紹介する。(4回続きの3)

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 第4回新潟国際アニメーション映画祭で新設されたのが、中編が対象のコンペティション「インディー・ボックス」部門だ。国内外から225作品の応募があり、10作品に絞り込んだ。事務局は「良作ぞろいで選ぶのが大変だった」と手応えをのぞかせる。

 中編は15分以上40分未満の作品が対象。予算、人員面で長編に比べて挑戦しやすく、新たな才能の発掘を狙った。

 映画祭では、5作品ずつ2プログラムに分けて上映する。事務局は「一つのプログラムを見れば、多彩なテーマや表現が楽しめる。映画祭の魅力を知る入り口になる」と強調。「推し」をいち早く見つける機会になりそうだ。

 Aプログラムは内面の葛藤や社会との摩擦といった、心を揺さぶる物語を集めた。「ウィンター・イン・マーチ」(エストニアなど、ナタリア・ミルゾヤン監督)は、若いロシア人カップルがウクライナ侵攻への無力感から、ジョージアへ移住を決意。その旅路が悪夢へと変ぼうしていき国境で、ある事態が起きるというストーリーだ。

 Bプログラムは、多彩な表現と創造力あふれる物語が魅力の作品をそろえた。「クマと鳥」(フランス、マリー・コドリー監督)は友達の渡り鳥を探す旅に出たクマが、恐怖や驚きに満ちた道のりを、愛情で乗り越えていく。

 事務局は「Bは小学生でも楽しめる作品もある。途中で退出しても差し支えないので、親子で見に来てほしい」と呼びかけている。

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