長谷部恭男氏
 長谷部恭男氏

 8日に開票された第51回衆院選は、与党の圧勝に終わった。自民党単独でも議席は3分の2を超える。与党がなお過半数に足りない参院で法案が否決されても、衆院で再可決して法律を成立させることもできる(憲法59条2項)。参院は政権の歯止めにはならない。2年後の参院選で与党が議席を減らしても、この状況は変わらない。

 今回の解散・総選挙では、「国論を二分する」大胆な政策を推進するため、高市早苗首相個人を信任するか否かが問われた。首相は信任された。総選挙を党首の人気投票へと変換した与党の作戦勝ちである。派閥に属してこなかった首相の党内基盤も堅固となった。

 ▽仕方のないこと

 選挙期間中、「国論を二分する」政策...

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