ロシアのウクライナ侵攻は5年目に入ったが和平実現のめどは立たず、日本を含む西側の対ロ制裁が続く。米中など大国間の構造的対立は解けず、世界経済の分断は進んだ。こうした事態に対応したサプライチェーン(供給網)強化に伴う負担や安全保障の確立に向けた防衛費増大は各国経済を圧迫する。警戒が必要だ。
ウクライナ戦争勃発後、地政学的リスクは高まる一方である。トランプ米大統領は外交戦略の柱に「力による平和」を掲げ、軍事力を使った強引な手法で各地の問題を解決しようとしている。米国は年初にベネズエラを攻撃し、反米左派のマドゥロ大統領を拘束した。世界の企業や投資家は米外交政策への懸念を強めている。
産油国が集まる...
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