
インタビューに答える国連事務総長特別代表のプラミラ・パッテン氏
中東・ガザ、ウクライナ、スーダン…。世界各地の紛争地において、性暴力が、相手を攻撃するための「兵器」として戦略的・組織的に使われている。紛争下の性的暴力担当国連事務総長特別代表、プラミラ・パッテン氏に、現状の課題と、彼女自身が抱える苦悩を聞いた。(共同通信編集委員=宮川さおり)
▽25%増という「危機的水準」にある被害
―国連が把握する直近の被害状況を教えてください。
「昨年の国連事務総長報告書に書かれていますが、2024年は、4600件以上の事例を確認しました。前年比で25%増。特に18歳以下の子どもの被害は35%増という危機的水準です。ですが、これらは国連が把握し、一定の基準に照らし合わ...
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