
鳥取県琴浦町に設置されている、災害情報や自治会放送を住民に伝える屋外スピーカー
自治体から住民への災害情報の伝達に、携帯電話の通信網の活用が広がる。低コストで導入でき、スマートフォンへの情報送信も可能と利点は多い。従来の防災行政無線からの切り替えなどで導入は増えているが、停電や断線のリスクが存在。デジタル化への高齢者の「不安」から断念した例もある。専門家は「どんな住民にも情報が確実に伝わるような整備が求められる」と指摘する。
紀伊半島中央の奈良県十津川村。約672平方キロと日本一広い村は2020年、専用の防災行政無線から、携帯電話の通信網に切り替えた。
「山深く住宅も点在し、従来設備の更新だと中継局増設などに多大な費用がかかる」。担当者が説明した。屋外スピーカーをやめて...
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