
図書室の本棚の前に立つ村上ダリヤさん。昨年8月にウクライナの大統領夫人がここを訪れた際には「外国でこんなにたくさんウクライナ語の本がある場所は初めて見た」と驚いたという=2月、東京・渋谷
東京都心の一角に、ウクライナ語の本を集めた図書室がある。ロシアによる侵攻開始から4年が過ぎ、日本に避難する2千人近いウクライナ人の心のよりどころになっている。開設したのは同国出身の女性。日々伝わる戦況に心を痛めながら「祖国の文化を守る」と強い意志で集めた本はもうすぐ千冊になる。
東京・渋谷の「ウクライナ『心のケア』交流センターひまわり」の一室。戦火を逃れてきた人らに向けて開放されたスペースだ。壁一面に備え付けられた本棚に絵本や小説、漫画がぎっしり並ぶ。
本の調達や貸し出しをするのは、東部ドネツク出身の村上ダリヤさん(42)。ウクライナ東部紛争が始まった2014年に来日後、日本語を一から必死に...
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