科学ジャーナリストの添田孝史さん
 科学ジャーナリストの添田孝史さん

 東京電力が福島第1原発で引き起こした事故は、除染や賠償、爆発した原子炉施設の後始末などに23・4兆円かかると推計されている。15年たった今でも約2万4千人が避難したままで戻れず、多くの人生が変えられてしまった。

 原発内の工事の遅れで、たまたま大量の水が残っていたなどの幸運がなければ、もっと多くの放射性物質が放出され、東京も含む5千万人が避難する事態にもなり得た。

 それだけの事故を見せつけられたのだ。電力会社は地震の危険度を慎重に調べるように変わったのだろうと思っていた。しかし中部電力は、浜岡原発で地震のデータを捏造し、審査をすり抜けようとしていたのだという。電力業界の無反省ぶりには本当に驚か...

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