
インタビューに答える東北大大学院歯学研究科災害・環境歯学研究センター長の鈴木敏彦准教授
2025年に身元が判明した岩手県山田町の山根捺星さん=当時(6)。遺骨の鑑定に技術協力した東北大大学院歯学研究科災害・環境歯学研究センター長の鈴木敏彦准教授に話を聞いた。
―遺骨の鑑定とは。
「骨の形状や大きさを肉眼で調べ、年齢の目安や性別を判断する。特に硬くて残りやすい歯を詳細に調べる歯牙鑑定は、生前の診療記録と照らし合わせることで個人の絞り込みがしやすい。さらに骨や歯から細胞核のDNAを採取し、残された毛髪や歯ブラシ、血縁者の型などと照合することが一般的だ」
―課題は。
「核DNAは個人の識別能力が高いが損傷しやすく、宮城県警の鑑定で検出されなかった。一方、核DNAとは別に存在するミトコ...
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