
取材に応じるサッカーJ3福島の村上力己選手=2月、福島市
2011年3月11日に起きた東日本大震災。岩手県陸前高田市の小学1年生だった少年は15年の時を経て、今年から被災地だった福島県を本拠地とするサッカーチームで、プロ選手として歩み始めた。
J3福島ユナイテッドFCの村上力己選手(22)。
津波で大切な人を失った。家も流された。15年の歳月が心に空いた穴を埋めたわけではない。ただ、つらい経験の中に、今はもう一つの思いがある。
「震災があったことでつながった縁もある。自分の原動力になっている」(共同通信=岡田康幹)
▽グラウンドに響いた声、津波から逃れたあの日
地震発生時は、出身地である岩手県陸前高田市の高田小にいた。「帰りの会」の最中に大きな揺れ...
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