元駐日米首席公使のジェームズ・ズムワルトさん(米国笹川平和財団提供)
 元駐日米首席公使のジェームズ・ズムワルトさん(米国笹川平和財団提供)

 2011年の東日本大震災で駐日米首席公使として対応に当たったジェームズ・ズムワルト氏は、発生当初、原発事故の状況を日本側も正確に把握できていないことに衝撃を受けたと振り返った。「大変な悲劇だったが、日米で難局に立ち向かい、絆は強くなった」と指摘。日米間の情報共有や国民への正確な発信が重要だと語った。(ワシントン共同=関翔平)

 ―発生時は。

 「東京都内の外務省飯倉公館にいた。とても寒い日だった。揺れは激しく、すぐに米大使館へ戻り、職員の安否を確認した。続いて日本に住む米国民の支援に移った」

 ―東京電力福島第1原発で事故が起きた。

 「3月13日、首相官邸での対策会合に米原子力規制委員会の技術者と...

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