イスラエル兵の銃撃を受け死亡した親族の死を悼む子どもたち=2月5日、ガザ南部ハンユニス(ゲッティ=共同)
 イスラエル兵の銃撃を受け死亡した親族の死を悼む子どもたち=2月5日、ガザ南部ハンユニス(ゲッティ=共同)
 ゼイナ・アッザームさん(Jeff Norman撮影、本人提供・共同)
 食料の配給を待つ子どもたち=2月6日、ガザ南部ハンユニス(ゲッティ=共同)
 ガザ南部ハンユニスで遊ぶ子どもたち=1月27日(ゲッティ=共同)
 破壊された自宅を背にするムスアブ・アブートーハさん=2023年11月、パレスチナ自治区ガザ(本人提供・共同)
 ムスアブ・アブートーハさん(本人提供・共同)

 全国有数の進学校、私立灘中(神戸市)の今年の国語の入試問題にパレスチナの2詩が出題された。ゼイナ・アッザームさんの「おなまえ かいて」とムスアブ・アブートーハさんの「おうちってなに?」。

 入試問題が明らかになるとSNSには「涙で解答用紙をボロボロにする自信がある」「入試問題を読んで泣くとは思わなかった」「灘中の先生すごい」と絶賛する投稿が相次いだ。しかし同時に「動揺して試験どころではない」「情緒に訴えかける試験問題は好ましくない」などと否定的な意見も。「パレスチナ側からだけで、イスラエル側の視点がない」と入試における政治的偏向を問題視する声も上がり、大きな議論を呼んだ。

 なぜこの詩をつくった...

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