「無言館」の創設者で共同館主の窪島誠一郎さん=7日、長野県上田市
 「無言館」の創設者で共同館主の窪島誠一郎さん=7日、長野県上田市
 「無言館」の創設者で共同館主の窪島誠一郎さん=2月、長野県上田市
 長野県上田市にある「無言館」=2月
 長野県上田市にある「無言館」=2月
 長野・上田市、無言館、北陸新幹線、上田電鉄

 日中・太平洋戦争で戦死した画学生の遺作を集めた「無言館」は、長野県上田市の丘に立ち、来年で開館30年となる。創設者で共同館主の窪島誠一郎さん(84)は、現在がんの闘病中。「伝えたいことがある」と病院から一時帰宅し、取材に応じた。世界各地で戦争が続く。「無言館は本来存在してはいけない美術館だ。第2、第3の無言館が生まれないようにしなければ」と語った。

 木々に囲まれた無言館で、2月の小雨が降る日、館内で来場者が静かに作品に見入っていた。冒頭には窪島さんのあいさつ文。「戦争中、数多くの若い生命が戦地に駆り出され、戦場のツユと消えました。その中には画家になることを夢みた一群の画学生たちがいた」

 両親...

残り679文字(全文:979文字)