
金融政策決定会合後、記者会見する日銀の植田総裁=19日午後、日銀本店
イラン情勢の悪化で世界の経済環境は激変し、日米の金融政策を縛っている。終息が見通せない中で経済への影響が見極められず、金利の上げ下げといった政策変更に踏み切れない。日本は原油高や円安で物価高が一段と進むリスクにさらされ、景気後退を併発する「スタグフレーション」への懸念もある。政策運営の難度は増している。
▽死守
「(イラン情勢で)成長率が下がることがあっても、一時的なものであれば当然利上げは可能だ」。日銀の植田和男総裁は19日の記者会見で、米国とイスラエルによるイラン攻撃の悪影響に警戒感は示しつつも利上げカードは死守した。
植田氏は会見で物価上昇率について、高校授業料の無償化など政策による一...
残り1049文字(全文:1349文字)















