小麦を収穫するイマド・フセインさん=4月、エジプト北部アレクサンドリア近郊(共同)
 小麦を収穫するイマド・フセインさん=4月、エジプト北部アレクサンドリア近郊(共同)
 イラン・テヘラン、エジプト・カイロ、アレクサンドリア、ホルムズ海峡など
 収穫時期を迎えた小麦=4月、エジプト北部アレクサンドリア近郊(共同)
 エジプト北部アレクサンドリア近郊で、小麦を収穫する男性ら=4月(共同)

 米イスラエルによるイラン攻撃に伴う中東の混乱で肥料価格が高騰し、各国の農業を直撃している。封鎖状態のホルムズ海峡はエネルギーに加え、肥料貿易の主要航路。サプライチェーン(供給網)の乱れは世界の食料生産に影響を及ぼし始めた。各国政府が対策に乗り出し国連も動き出したが、効果は見通せない。

 ▽怒り

 「農家人生で最悪の価格上昇だ」。4月下旬、エジプト北部アレクサンドリア近郊。麦やテンサイを育てる農家イマド・フセインさん(53)が広大な畑で頭を抱えた。肥料の使用量を減らした結果、「作物がやせ細ってきた」とこぼす。

 量を増やせば採算が取れなくなる。「米国とイランの『けんか』の代償をなぜわれわれが支払うのか」と...

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