伊野尾書店の店頭で本を読む幼い頃の伊野尾宏之さん(提供写真)
 伊野尾書店の店頭で本を読む幼い頃の伊野尾宏之さん(提供写真)
 「本屋プロレス」で戦うDDTの髙木三四郎(右)と飯伏幸太=2019年11月、東京都新宿区の伊野尾書店
 棚の整理をする伊野尾書店の伊野尾宏之さん=2025年11月、東京都新宿区
 本の産直市でブースに立つトランスビューの工藤秀之社長
 伊野尾書店で開かれた「本の産直市」=2025年11月
 開店準備の伊野尾宏之さん=2025年12月、東京都新宿区
 開店直後の伊野尾書店の店頭=2025年12月、東京都新宿区
 伊野尾書店が独自に選んだ「夏の文庫100冊」コーナー=2020年9月、東京都新宿区
 伊野尾宏之さんの著書『本屋の人生』(本の雑誌社)

 東京・新宿から西武新宿線で3駅の中井駅。新宿区とは思えないのんびりした駅前商店街に店を構えるのが、1957年創業の伊野尾書店だ。週刊誌から漫画、学習参考書、料理のレシピ本、ちょっとした文具まで幅広くそろう駅前書店は、その多くが姿を消した。伊野尾書店も例外ではなく、今年3月末で店を閉めることになった。

 店内でレスラーが闘う「本屋プロレス」や、店先で参加者が野宿する「野宿書店」、出版社の編集者らが自社の本を持ち寄って売る「本の産直市」などさまざまなイベントで出版業界では知られる存在だった。だが、父親から店を継いだ2代目の伊野尾宏之さん(51)は「非日常のイベントで本を買ってもらうことはあっても、...

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