みずほリサーチ&テクノロジーズ・チーフ日本経済エコノミスト 服部直樹氏
 みずほリサーチ&テクノロジーズ・チーフ日本経済エコノミスト 服部直樹氏

 イランによるホルムズ海峡の事実上の封鎖を受け、国際原油価格が高騰している。封鎖状態が解消される見通しは立っておらず、不確実性が非常に高い状況が続くのは間違いない。小康状態に移行するまでに、なお数カ月かかるとみられる。

 海峡の通航が可能になっても、中東諸国のエネルギー施設で被害が出ており、復旧に時間がかかることを考えれば、原油価格は高止まりする公算が大きい。

 具体的には、下がってもせいぜい軍事作戦開始前の2割高までだろう。一般的な指標の米国産標準油種(WTI)だと、作戦開始前は1バレル=60ドル台前後だったので、70~80ドルとみている。

 この事態を受け政府は3月19日、ガソリン価格を抑制する...

残り1023文字(全文:1323文字)