
鹿児島県の志布志国家石油備蓄基地=2023年8月
政府は石油の国家備蓄放出を26日から始める。重油が不可欠な入浴施設や、軽油を使うバス事業者では燃料不足にあえぐケースが続出。放出まで数カ月かかったウクライナ侵攻時に比べ、半月で市場に出す異例のスピード供給となる。経済への影響を食い止める狙いだが、調達不安が長引けば需要の抑制もちらつく。
▽運営休止
「今後は半分しか供給できない」。浜松市の三ケ日総合福祉センターにある入浴施設「いのはなの湯」の担当者は17日、重油の納入業者から通知を受けた。湯を沸かす燃料として毎週千リットル使い、運営には欠かせない。十分な量を確保できないため、25日から運営を休止する。
いのはなの湯は毎日約80人が利用する。併...
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