高橋和夫・放送大名誉教授
 高橋和夫・放送大名誉教授

 米国とイランが戦闘終結の覚書に署名した。米高官は「中東地域の長期的な平和の保証」が盛り込まれると説明している。履行が進む限り、トランプ政権がイランを再攻撃しないと約束した形で、大きな一歩だ。

 覚書に基づき、イランは事実上の封鎖を続けてきたホルムズ海峡の開放に応じ、米軍はイランの港湾封鎖を解除する。双方は今後、60日の期間を設け、核問題に関する技術的な協議に入る。

 イランは2月末に最高指導者ハメネイ師を殺害されたが、米国とイスラエルによる激しい攻撃をしのぎ、イスラム体制を守り抜いた。覚書によって体制の存続を認めさせた格好となる。

 当初、米国が要求していた(1)イラン国内にある高濃縮ウランの米国搬出(...

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