
生きづらさを抱えた人たちが集う「ワラタネスクエア」=3月、岩手県北上市
東北の地方都市に生きづらさを抱えた人たちが集う場所がある。開設したのは、かつて、ひきこもりの息子と共に明日への希望を失いかけた女性。「あなたはあなたのままでいい」。その日常を描いた映画「笑いのたね」(都鳥伸也監督)が完成し、各地で自主上映の動きが広がっている。
岩手県北上市の商店街にほど近い「ワラタネスクエア」。壁のないオープンスペースには日の光が差し込み、ゆったりとした音楽が流れる。お茶を飲む人、本を読む人、畳の上で横になり、ずっと居眠りする人もいる。
「久しぶり、最近どう?」。後藤誠子さん(58)は一人一人に声をかける。職場や学校になじめなかったり、心の不調を覚えたり、訪れる理由はさまざまだ...
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