生きづらさを抱えた人たちが集う「ワラタネスクエア」=3月、岩手県北上市
 生きづらさを抱えた人たちが集う「ワラタネスクエア」=3月、岩手県北上市
 商店街のそばにある「ワラタネスクエア」=3月、岩手県北上市
 居場所づくりへの思いを話す後藤誠子さん(左)と次男匡人さん=3月、岩手県北上市
 映画「笑いのたね」のチラシ
 日々の出来事を話し合う「ワラタネスクエア」の利用者ら=3月、岩手県北上市
 岩手県北上市

 東北の地方都市に生きづらさを抱えた人たちが集う場所がある。開設したのは、かつて、ひきこもりの息子と共に明日への希望を失いかけた女性。「あなたはあなたのままでいい」。その日常を描いた映画「笑いのたね」(都鳥伸也監督)が完成し、各地で自主上映の動きが広がっている。

 岩手県北上市の商店街にほど近い「ワラタネスクエア」。壁のないオープンスペースには日の光が差し込み、ゆったりとした音楽が流れる。お茶を飲む人、本を読む人、畳の上で横になり、ずっと居眠りする人もいる。

 「久しぶり、最近どう?」。後藤誠子さん(58)は一人一人に声をかける。職場や学校になじめなかったり、心の不調を覚えたり、訪れる理由はさまざまだ...

残り778文字(全文:1077文字)