
12日、イラン・テヘランで国旗などを手に広場に集まった人たち(ゲッティ=共同)
交戦状態にあった米国とイランが終戦へ向けた覚書締結で合意した。さらなる問題解決を60日間の交渉で模索する見通しで、多くの犠牲者を出した凄惨な戦争の「出口」へ向け、ようやく一筋の光が差し込んだ。
ただ、この間の交渉の経緯をたどると、理不尽な戦争の無益さと為政者の浅慮、大国の横暴ぶりを痛感する。そして、何の罪もない子どもたちまで殺害したこの戦争は「いったい何のためのものだったのか」との強い憤りを禁じ得ない。
合意の3日前、米イランの仲介をしてきた国から詳細な説明を受けた外交筋は妥結が近いと示唆し、取材にこう明かした。「高濃縮ウランを希釈することはイランに受け入れ可能だろう。ただそうなると、米国とイラ...
残り812文字(全文:1111文字)











