受刑者選挙権訴訟の高松地裁判決
 受刑者選挙権訴訟の高松地裁判決

 高松地裁は31日、受刑者への選挙権制限を違憲とする判決を出した。制限はかつては受刑者以外にも適用され、少しずつ縮小、撤廃されてきた。判決はこれを「時代の変化」と表現し、在外邦人への制限が争われた訴訟を判断の枠組みとして原告側に全面勝訴をもたらした。最高裁は同種訴訟の大法廷審理を決めており、近く憲法判断が示される可能性がある。今回の判決で弾みがついた形となった。

 ▽偏見

 「明確に違憲と示した、クリアで論理的な判決だ」。東京都内で記者会見を開いた原告側代理人の加藤雄太郎弁護士は、こう述べて判決を歓迎した。その上で、公選法の規定は「受刑者には選挙権が不要」との偏見に基づいていると指摘し「選挙権は誰...

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